今までは、美しい自然を美しく、また身近な自然の美しい瞬間を写真に撮ってきました。それは一期一会といえるような特別な瞬間でした。時々“自分”がうまく写真を撮ったというよりも、“自然”が「ほら撮ってごらん」とチャンスをくれて、撮らせてもらえたと感じることもありました。
最近、写真を撮り続けているうちに自分の写真が変わってきたように思います。特別な(美しい)風景ではなく、自然の中に隠れているいつもの(ちょっと地味な)美しさ、すばらしさ、生命エネルギーに目が向くようになってきたのです。
そこで、今までの作品をまとめて一区切りとして写真集を作成してみることにしました。これからも自然を楽しみながら、自然に癒されながら撮影して、見る人をも元気にし、癒すことができるような写真を撮り続けたいと思います。